【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

「あの日、風呂上がりに急に押し倒して、身体触りまくった時のやつか!!!」


ちょ、言い方やめてよ
なんかあたし変態みたいやんか!

「あれかー…」

5人は少し天を仰いだ

まぁ半ば強引に採寸したから、みんな覚えてるようだ。でもそのお陰でいい衣装ができた


「昔、関西で特攻服作ってもらってた店があってさ!!そこに頼んで衣装つくってもらってん」


5人はポカーンと口を開けている

あれ?



「なになに、あんたらまさか、チームの特攻服ないの?」



あたしの問いかけに泉が頷いた


ま!じ!か!



「え、チーム作ったら、まず名前決めて、その後にチームカラー決めて、ほんで特攻服が、流れやろ!?!」



え、まさか特攻服とか着てるん関西だけ?



「俺らは暴走族とはちょっと違って、暴走はしないから、特攻服とか作ろうと思ったことないな」


「何腑抜けたことゆうてんねん!」


特攻服はチームの命やろ!あれ着てるからみんなの為に頑張ろってなるねん。

はぁ…まさかの展開についていけへんわ
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