【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
杏が足を振り上げる
それを泉がかわす
その動作だけなのに、きらきらと輝く炎が舞うように、2人を包む
少し緊張した顔だった男たちの顔にも笑みが溢れている
5分間
短いようで長い5分間
6人は舞い続けた
ドン!
5分間の終わりを告げる太鼓が鳴り、6人は地面に大の字で倒れる
大の字で倒れながらも、6人は手を繋ぐ
「やっば!死にそう!」
「血吐きそう…」
「死ぬ!やべーー!息できねぇ」
「しんどいよぉ…はぁはぁ」
「こんなハードだと思わなかったんだけど」
「…もう後の競技でたくありませんね」
息が上がる中、6人は手を繋ぎ空を見上げ、話す
ぜぇはぁと息が荒くなるが、全員の顔はとてもスッキリして笑顔だった
「お前考えることバカだな、最高かよ」
その言葉で杏は笑う
「最高やろ?忘れられへん時間にしたかった」
いつもの何倍もの…何百倍もの拍手が鳴る
この日、烈火の名前を刻む
汗を流し笑いあったこの時間は、烈火全員のかけがえのない時間だ
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それを泉がかわす
その動作だけなのに、きらきらと輝く炎が舞うように、2人を包む
少し緊張した顔だった男たちの顔にも笑みが溢れている
5分間
短いようで長い5分間
6人は舞い続けた
ドン!
5分間の終わりを告げる太鼓が鳴り、6人は地面に大の字で倒れる
大の字で倒れながらも、6人は手を繋ぐ
「やっば!死にそう!」
「血吐きそう…」
「死ぬ!やべーー!息できねぇ」
「しんどいよぉ…はぁはぁ」
「こんなハードだと思わなかったんだけど」
「…もう後の競技でたくありませんね」
息が上がる中、6人は手を繋ぎ空を見上げ、話す
ぜぇはぁと息が荒くなるが、全員の顔はとてもスッキリして笑顔だった
「お前考えることバカだな、最高かよ」
その言葉で杏は笑う
「最高やろ?忘れられへん時間にしたかった」
いつもの何倍もの…何百倍もの拍手が鳴る
この日、烈火の名前を刻む
汗を流し笑いあったこの時間は、烈火全員のかけがえのない時間だ
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