【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
緩い私服のまま寝てしまっていた。
お陰様で身体は少し痛いが、目は冴えてる。
久しぶりに力を使ったから、筋肉痛になってる気がする…次の日に来るだけマシか
時刻は10時
寝すぎたな…
人の気配もしない。
きっと帰ったんやな
リビングのドアを開けるがそこには誰もいなかった。机の上に、お世辞でも丁寧とは言えない字で
" 昨日は遅くに押しかけてごめんね!泉のことも助けてくれてありがとう。
カレーご馳走さま♡by.慧とその他一同 "
と書かれた紙が置いてあった。
なんと律儀な
部屋を見渡すが荒れた様子もなく、きっと大人しくしててくれたのであろう。
まぁ…なんとなくやけど、あの感じやともう会うこともないやろし、今日はのんびりゆったりと…テレビでも見よかな
ソファーで伸びをしテレビを付ける
こっちでは関西よりも、なんだか事件が多い。ニュースも毎日毎日次々と起こった事件をレポートする。
「関西ではそろそろ事件になってるんかな」
「何がだ?」
!!!!!!!!?!