【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

「別に…傷のこっても前髪で隠れる」

「そーゆう問題じゃないの!こんな綺麗な顔に傷残したらあかんわ!」


ちょっと待っててと言い薬箱へ向かう
んーんー
なんか傷口に塗る薬があったはず。あたしもよくお世話になった



「ほら!あった!" 傷のコラナーズ "」

見つけた!そう泉に薬をかかげると


「… 胡散臭」


そう一言いただきました。

「傷のコラナーズ凄いんやで?あたしもよう怪我してたけど、あんまり一生傷ってないねん!ほら、デコ出し!」


あたしに言われ、すこし嫌々前髪をあげる泉

ほっんま肌も綺麗やな
何くうとんねん。

つやつやの男にしては少し白目の肌は、その金髪をより輝かせている

あたしの金髪とは大違い


続いて足に湿布を貼る


「どーする?固めた方がええか?それとも今日は大人しくしてる?」


「…動けるようにしてくれ」


ふん。無茶しなや
そう告げて、足首をテーピングで巻く


「ちょっと動かしてみて?固い?緩い?」

「いや…いい感じだ」


よし!ほなら手当ては終わり!
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