【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

「一度…杏に話しに行く。俺たちもずっと見てれるわけでは無いから」


ま、そーなるよな


あいつに俺らの助けが要るのか?ってのは心の中に秘めておく。
わかんねーけど…黒蛇をやったのは、あいつだろうから


普通の女が男4人相手に勝てるわけなくて…

でもあの状況は、そーゆう状況だった訳で…

んーーーーー


「おい、朔、帰るぞ」

「お、おう!」


ビックリした。泉の声で我に帰る。俺には難しいことは、わかんねーや

また連絡します。

そう新は言って送り出してくれた。


さてと


「この後、あいつの家行くんだろ?」


泉は先延ばしにできないタイプのやつだ。思い立ったら即行動!
思い立つのに時間がかかるが

きっともう、今は俺が止めても行くわけで…


「1人で行く」


そう言う事もわかってるわけで…



「なんかあったら、俺に言えよ」



ありがとうと笑うのも分かってる。


ま、あの状況に一緒に居れたのが、俺でよかったと思う。
泉は1人で悩まずに、何かあったら俺にも言ってくれるはずだから…


……



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