宇宙で一番☆幸せな政略結婚
昼間はお手伝いに起こってくれていた聖竜に、喜びを感じた。
一緒に料理を作ってくれる聖竜に、胸がキュンとなた。
でも・・・
結局、お金なんだとあるとは思った。
せいちゃんと呼ぶ女性は、きっと親しい人なんだろう。
もしかしたら浮気相手かもしれない。
そう思ったあるとは、そのままその場を去って行った。
「ん? 」
書斎の中にいる聖竜が、何気にドアを見た。
「どうしたの? 」
声の主はパソコンから聞こえていた。
ビデオ通信で喋っていたようだ。
「いや、誰かいたような気がして」
「え? もしかして奥さんがいたの? 私の事、ちゃんと話している? 」
「いや、まだだけど」
「全く、まだ新婚なのにこんな時間に異性と話しているのが聞こえたら、勘違いされちゃうよ」
「勘違い? 」
「そうよ、だって奥さん知らないんでしょう? 私が親戚だってこと」
「ああ、まだ紹介してなかったな」
「全く、結婚式にも呼んでくれてないから。親戚の事も知らないんでしょ? ちゃんと話さないと、奥さん傷ついちゃうよ」
「そうだな」
「あ、仕事の事は大丈夫よ。せいちゃんの、希望通りの金額で了承得たから。納期を守ってくれたら、ちゃんと支払いますって言ってたわ」
「おお、有難う。あとちょっとだ、間に合わせるから」
「うん、お願いね」