たったひとこと
「みんな大丈夫?大丈夫!?って、大丈夫だっつーの!」
陽菜は一人、部屋で呟く。
ぐしゃぐしゃになったコピー用紙には直希の文字が並ぶ。
「きったない字…、って馬鹿にしてやろうと思ったのに…」
男の子にしてはキレイな字。
なんだかそれすら腹立たしい陽菜。
「何イラついてんだ?私…」
大きなため息をひとつついたあと、イライラを抑えようと深呼吸をする陽菜。
窓の外にはお隣さんちが見える。
お隣さんちの窓際に人影が見え、その人と目が合った陽菜。
すぐに目をそらされ、カーテンまで引かれてしまった陽菜は何か思い立ったかのように勢いよく部屋を飛び出し、階段を駆け下り、玄関を飛び出し………
お隣さんの家の前。
インターホンを押す。
………………。
押す。
………………。
押す。
………
連打!!
「うるせぇ!!!」
陽菜は一人、部屋で呟く。
ぐしゃぐしゃになったコピー用紙には直希の文字が並ぶ。
「きったない字…、って馬鹿にしてやろうと思ったのに…」
男の子にしてはキレイな字。
なんだかそれすら腹立たしい陽菜。
「何イラついてんだ?私…」
大きなため息をひとつついたあと、イライラを抑えようと深呼吸をする陽菜。
窓の外にはお隣さんちが見える。
お隣さんちの窓際に人影が見え、その人と目が合った陽菜。
すぐに目をそらされ、カーテンまで引かれてしまった陽菜は何か思い立ったかのように勢いよく部屋を飛び出し、階段を駆け下り、玄関を飛び出し………
お隣さんの家の前。
インターホンを押す。
………………。
押す。
………………。
押す。
………
連打!!
「うるせぇ!!!」