たったひとこと
「ご機嫌だね。何かいいことあった?…って聞いてほしいんでしょ?」
陽菜が言う。
「別に?」
「そう。」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「…勝ったんだ〜今日の試合。」
「聞いてませんけど。」
「見せたかったなぁ〜俺の活躍!」
竜之介はバットを振るジェスチャーをした後、遠くに飛んでいったボールをまぶしそうに眺める様子を再現して見せた。
「帰れって言ったのは誰よ…」
陽菜は呆れて言う。
「せめて俺の打席、見届けていくくらいしてもよかったのに〜」
竜之介はかなり、浮かれていた。
陽菜が言う。
「別に?」
「そう。」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「…勝ったんだ〜今日の試合。」
「聞いてませんけど。」
「見せたかったなぁ〜俺の活躍!」
竜之介はバットを振るジェスチャーをした後、遠くに飛んでいったボールをまぶしそうに眺める様子を再現して見せた。
「帰れって言ったのは誰よ…」
陽菜は呆れて言う。
「せめて俺の打席、見届けていくくらいしてもよかったのに〜」
竜之介はかなり、浮かれていた。