たったひとこと
「陽菜ちゃんは姉というより妹でしょ。」

竜之介が言う。

「失礼ね〜!お姉ちゃんでしょ。」

陽菜が返す。

「いいや、姉ちゃんらしいこと何ひとつしてもらったことないね。」

竜之介が返す。

「ひとつくらいあるでしょうが!思い出しなさい!」

陽菜は怒って竜之介に突っかかる。

「記憶にございません。落としたかなぁ…」

「もぉ〜!」

「牛かよ…」

「めぇ〜」

「ヤギ?!」
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