たったひとこと
「竜ちゃん?私さぁ…、最近おかしい?」
陽菜が問題集をやりながら呟いた。
「前からおかし…
「竜ちゃん!!」
「う〜ん…、まぁ、原因はわかってるんでしょ?」
竜之介が言う。
「原因…、どうだろ…自分の事って意外と難しい。イライラしてるなって思うけど、何にイライラしてるんだろ…」
陽菜が手を止めて呟く。
「いくら幼なじみでも、いくら仲良しでも、相手のこと、全てわかるわけじゃない。
わかってくれないからイライラして、わかってほしいからイライラする。
相手のせいにして、わかってもらう努力も行動も起こさない、自分にも無意識にイライラしてる。
イライラの原因はまず、自分を知るしかないね。自分の気持ちに気付くしかないよ?」
竜之介が言う。
「竜ちゃんはわかってるんだね。私、どうすればいい?」
陽菜が言う。
「落ち着いて、自分の気持ちに素直になるんだ。…なんてね。」
竜之介が笑う。
陽菜が問題集をやりながら呟いた。
「前からおかし…
「竜ちゃん!!」
「う〜ん…、まぁ、原因はわかってるんでしょ?」
竜之介が言う。
「原因…、どうだろ…自分の事って意外と難しい。イライラしてるなって思うけど、何にイライラしてるんだろ…」
陽菜が手を止めて呟く。
「いくら幼なじみでも、いくら仲良しでも、相手のこと、全てわかるわけじゃない。
わかってくれないからイライラして、わかってほしいからイライラする。
相手のせいにして、わかってもらう努力も行動も起こさない、自分にも無意識にイライラしてる。
イライラの原因はまず、自分を知るしかないね。自分の気持ちに気付くしかないよ?」
竜之介が言う。
「竜ちゃんはわかってるんだね。私、どうすればいい?」
陽菜が言う。
「落ち着いて、自分の気持ちに素直になるんだ。…なんてね。」
竜之介が笑う。