5分以内で読めるショート・ホラー集
ドンっ



ん?


しばらくして、また、目が覚めた。
窓の外はうっすらと、赤い。
誰かに見られているような気がして、その方向へ振り向いた。


……部屋の入り口のドアだ。

そこには、捨てたはずの絵があった。



絵の女が、窓を叩くように拳を振りながらひたすらに、こちらへと呼びかけていた。



ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!




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