幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
週末に予定されていた私と蒼斗さんの結婚お祝いパーティーは延期。
私は退院して、部屋に戻った。
今まで、家事全般は何もしなかった蒼斗さんがキッチンに立ち、私の為に料理を作り始めた。
私はキッチンカウンター越しに彼の料理する姿を眺める。
「蒼斗さんって料理出来るんですね」
「一応」
彼は謙遜していたが、私よりも手際は良かった。
でも、メニューは豚肉の生姜焼きを大盛りのご飯に豪快にのせたスタミナ丼とわかめスープに適当に千切ったレタスとツナのサラダ。
「ご飯多くないですか?」
「多い?」
「多いですよ・・・私、こんなに食べらません」
「・・・早く元気なって欲しいから・・・つい・・・」
「でも・・・生姜焼き美味しいですよ」
「そう?良かった・・・俺、キッチンに立つの超久しぶりだから・・・」
「洗い物もお願いしますね」
「洗い物は・・・」
蒼斗さんは言葉尻を濁した。
私は退院して、部屋に戻った。
今まで、家事全般は何もしなかった蒼斗さんがキッチンに立ち、私の為に料理を作り始めた。
私はキッチンカウンター越しに彼の料理する姿を眺める。
「蒼斗さんって料理出来るんですね」
「一応」
彼は謙遜していたが、私よりも手際は良かった。
でも、メニューは豚肉の生姜焼きを大盛りのご飯に豪快にのせたスタミナ丼とわかめスープに適当に千切ったレタスとツナのサラダ。
「ご飯多くないですか?」
「多い?」
「多いですよ・・・私、こんなに食べらません」
「・・・早く元気なって欲しいから・・・つい・・・」
「でも・・・生姜焼き美味しいですよ」
「そう?良かった・・・俺、キッチンに立つの超久しぶりだから・・・」
「洗い物もお願いしますね」
「洗い物は・・・」
蒼斗さんは言葉尻を濁した。