幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
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その日の夜。

彼は流産後…初めて私を求めた。

幾度も落とされる甘いキスにすっかり蕩け、私の口内に入り込んだ彼の舌に積極的に舌を絡め込んだ。

彼を愛してる。
彼に抱かれたいと思うキモチは隠せなかった。


私と彼は互いの唇の感触を味わいながら夜の静寂に身を委ねる。

白い糸が引き合って離れる唇。
そのまま、彼の唇は首筋を這っていく。

背筋に迫りあがる快感の電流に全身が鳥肌が立った。


彼は私の反応を見て、妖艶に笑う。

ベットの上ではSな彼。

私はそんな彼に夢中になり、カラダが甘美な悦に狂わされていった。









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