幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
「引き金を引けばいいのよ…桜さん」
「引き金?」
私は桜華さんに教えて貰った。
「・・・槇村先生…今から撃つので…ドアの前には立たないで下さいね」
「OK」
私は引き金を引いて、ドアの鍵穴めがけて、発砲した。
一発で鍵穴に命中し、すると槇村先生がドアを蹴って外に出て来た。
「やっと出られた・・・窓も無いし、何が起きたのか…さっぱりわからなかった…」
槇村先生は全面硝子の前に立って、外の様子を確認した。
「夢街が炎に包まれているぞ…このマンションの下層階も火に包まれている…早く逃げないと…」
「・・・私はお二人の迷惑になるので、此処に残ります…」
「何言ってんだ!!?桜華さん」
「私はこの通り足が悪いし…」
「それでも逃げるんだ!!この高さだと消防車の梯子は届かないなぁ…どうしよう!?」
槇村先生は必死に考え込む。
「桜華さん、PHS持っていたよね…」
「…この火事で携帯が使用できません…」
「そうなの?」
「槇村先生…」
「夏目さん、拳銃貸して…ともかく、俺達が此処にいる事を外に伝えないと…」
「引き金?」
私は桜華さんに教えて貰った。
「・・・槇村先生…今から撃つので…ドアの前には立たないで下さいね」
「OK」
私は引き金を引いて、ドアの鍵穴めがけて、発砲した。
一発で鍵穴に命中し、すると槇村先生がドアを蹴って外に出て来た。
「やっと出られた・・・窓も無いし、何が起きたのか…さっぱりわからなかった…」
槇村先生は全面硝子の前に立って、外の様子を確認した。
「夢街が炎に包まれているぞ…このマンションの下層階も火に包まれている…早く逃げないと…」
「・・・私はお二人の迷惑になるので、此処に残ります…」
「何言ってんだ!!?桜華さん」
「私はこの通り足が悪いし…」
「それでも逃げるんだ!!この高さだと消防車の梯子は届かないなぁ…どうしよう!?」
槇村先生は必死に考え込む。
「桜華さん、PHS持っていたよね…」
「…この火事で携帯が使用できません…」
「そうなの?」
「槇村先生…」
「夏目さん、拳銃貸して…ともかく、俺達が此処にいる事を外に伝えないと…」