幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
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『桐生建設』本社。
蒼斗さんは私を伴い、再び桐生会長と対面した。
「無事に生還したようだな。蒼斗に桜さん」
「お爺様のおかげで助かりました。これをお返しします」
蒼斗さんは持っていた筒形の入れ物を返した。
「槇村先生たちを助けるのに、見取り図が大変役に立ちました。感謝します」
「これをくれと言ったのは紡君だ。俺に礼を言う前に紡君に言えっ。蒼斗」
「紡さんにもちゃんとお礼言いましたよ」
「ならいい…」
蒼斗さんと桐生会長は会話を弾ませているが、私は大人しく、二人の会話を見守った。
「桜さん…」
桐生会長が私の名前を呼ぶ。
私は肩をビクッさせ、桐生会長の顔を見た。
「先日は桜さん…すまなかった・・・」
桐生会長が私に頭を垂れた。
『桐生建設』本社。
蒼斗さんは私を伴い、再び桐生会長と対面した。
「無事に生還したようだな。蒼斗に桜さん」
「お爺様のおかげで助かりました。これをお返しします」
蒼斗さんは持っていた筒形の入れ物を返した。
「槇村先生たちを助けるのに、見取り図が大変役に立ちました。感謝します」
「これをくれと言ったのは紡君だ。俺に礼を言う前に紡君に言えっ。蒼斗」
「紡さんにもちゃんとお礼言いましたよ」
「ならいい…」
蒼斗さんと桐生会長は会話を弾ませているが、私は大人しく、二人の会話を見守った。
「桜さん…」
桐生会長が私の名前を呼ぶ。
私は肩をビクッさせ、桐生会長の顔を見た。
「先日は桜さん…すまなかった・・・」
桐生会長が私に頭を垂れた。