幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
『東京警察病院』
俺は紡さんと紘人さんと共に賀集さんが入院する部屋に見舞いに訪れた。
順調に回復している賀集さん。
彼はカラダを起こして、俺達を待っていた。
「三人揃って…来てくれたのですか…」
昔と変わらないクールフェイスで俺達の声を掛けた。
「その分だと厳しい取り調べにも耐えられそうだな」
「えぇー」
「蒼斗…渡してやれ」
俺は紡さんの言葉で桜華さんから預かった手紙を賀集さんに渡した。
「これは?」
「桜華さんからの手紙です」
賀集さんは慌てた様子で手紙の封を切ると手紙と一緒に赤ちゃんの写真が入っていた。
「名前は香桜(カオ)ちゃんです」
「香桜…」
「お前の頼み通り…奏弥が赤ちゃんを帝王切開で取り上げたぞ。賀集」
写真には桜華さんと一緒に奏弥さんが映っていた。
「槇村先生には酷い事をしました。俺の代わりに謝罪しておいてください」
「分かった」
紡さんが賀集さんの頼みを受け入れた。
賀集さんは爆発当時、事務所の外に居て難を逃れたが、燃え盛る事務所内に入り、かなりの煙を吸い、火傷と怪我を負った。
俺は紡さんと紘人さんと共に賀集さんが入院する部屋に見舞いに訪れた。
順調に回復している賀集さん。
彼はカラダを起こして、俺達を待っていた。
「三人揃って…来てくれたのですか…」
昔と変わらないクールフェイスで俺達の声を掛けた。
「その分だと厳しい取り調べにも耐えられそうだな」
「えぇー」
「蒼斗…渡してやれ」
俺は紡さんの言葉で桜華さんから預かった手紙を賀集さんに渡した。
「これは?」
「桜華さんからの手紙です」
賀集さんは慌てた様子で手紙の封を切ると手紙と一緒に赤ちゃんの写真が入っていた。
「名前は香桜(カオ)ちゃんです」
「香桜…」
「お前の頼み通り…奏弥が赤ちゃんを帝王切開で取り上げたぞ。賀集」
写真には桜華さんと一緒に奏弥さんが映っていた。
「槇村先生には酷い事をしました。俺の代わりに謝罪しておいてください」
「分かった」
紡さんが賀集さんの頼みを受け入れた。
賀集さんは爆発当時、事務所の外に居て難を逃れたが、燃え盛る事務所内に入り、かなりの煙を吸い、火傷と怪我を負った。