幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
「玉城さんって美味そうに食べますね・・・」
「そう言う鈴木さんだって・・・」
仕事そっちのけで、恋人気分を味わう私。
鈴木さんには絶対に素敵な彼女が居る。
私はきっと『人魚姫』のように王子様を黙って見つめるコトしかできない。
鈴木さんにとってはアルバイト先の先輩に過ぎず、彼が辞めたら、接点だってなくなってしまう。
泡のような関係・・・
「そうだ・・・鈴木さん、私のお稲荷さん、一つ差し上げます」
「いらないんですか?玉城さん」
「鈴木さんは男性だし、私と同じ量では足りないでしょ?」
私は自分のお稲荷さんを一つ、鈴木さんのお皿に載せた。
「ありがとう。遠慮なく頂きます」
鈴木さんはお稲荷さんを口に運んだ。
私にとっては本当に夢のような時間・・・
精一杯、今の時間を楽しもう。
突然、私の前に姿を現した王子様に似た彼に心を奪われていた。
「そう言う鈴木さんだって・・・」
仕事そっちのけで、恋人気分を味わう私。
鈴木さんには絶対に素敵な彼女が居る。
私はきっと『人魚姫』のように王子様を黙って見つめるコトしかできない。
鈴木さんにとってはアルバイト先の先輩に過ぎず、彼が辞めたら、接点だってなくなってしまう。
泡のような関係・・・
「そうだ・・・鈴木さん、私のお稲荷さん、一つ差し上げます」
「いらないんですか?玉城さん」
「鈴木さんは男性だし、私と同じ量では足りないでしょ?」
私は自分のお稲荷さんを一つ、鈴木さんのお皿に載せた。
「ありがとう。遠慮なく頂きます」
鈴木さんはお稲荷さんを口に運んだ。
私にとっては本当に夢のような時間・・・
精一杯、今の時間を楽しもう。
突然、私の前に姿を現した王子様に似た彼に心を奪われていた。