幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
鈴木さんのマンションへ行く前にコンビニに立ち寄った。
冷蔵庫は空っぽだと言っていた彼の為に泊めて貰うお礼に料理を作ろうと食材をカゴの中に入れていく。
「食材よりも玉城さんのお泊りグッズ…買って来たら?」
彼は私の持っていたカゴを奪った。
私はシャンプーやリンスの置いている棚を見て、いつも使っているトラベル用のメイク落としや洗顔クリームを手にした。
――――下着も買った方がいいかな?
私は彼をチラリと見た。
彼も同じ棚を見ていた。
私の視線に気づき、顔を向けて、朗らかな笑みを向ける。
私も微笑み返した。
下着を手にして変なコト、期待していると彼に思われたらどうしようかと心臓をドキドキさせた。
「俺、この色の方がいいよ」
彼は私が手にした下着の色とは別色の下着のパッケージを指差した。
「じゃこれにします!」
私は自分の選んだ下着を元に戻した。
「お金払ってきます!!」
「食材と一緒でいいじゃん」
結局、彼が全部電子マネーで払ってくれた。
コンビニの外に出ると頭を下げた。
「すいません。お泊りさせて貰う上に奢らせちゃって…おまけに荷物まで持たせて」
「いいよ。いいよ」
軽い口調で返し、柔らかな笑みを浮かべる。
冷蔵庫は空っぽだと言っていた彼の為に泊めて貰うお礼に料理を作ろうと食材をカゴの中に入れていく。
「食材よりも玉城さんのお泊りグッズ…買って来たら?」
彼は私の持っていたカゴを奪った。
私はシャンプーやリンスの置いている棚を見て、いつも使っているトラベル用のメイク落としや洗顔クリームを手にした。
――――下着も買った方がいいかな?
私は彼をチラリと見た。
彼も同じ棚を見ていた。
私の視線に気づき、顔を向けて、朗らかな笑みを向ける。
私も微笑み返した。
下着を手にして変なコト、期待していると彼に思われたらどうしようかと心臓をドキドキさせた。
「俺、この色の方がいいよ」
彼は私が手にした下着の色とは別色の下着のパッケージを指差した。
「じゃこれにします!」
私は自分の選んだ下着を元に戻した。
「お金払ってきます!!」
「食材と一緒でいいじゃん」
結局、彼が全部電子マネーで払ってくれた。
コンビニの外に出ると頭を下げた。
「すいません。お泊りさせて貰う上に奢らせちゃって…おまけに荷物まで持たせて」
「いいよ。いいよ」
軽い口調で返し、柔らかな笑みを浮かべる。