幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
「紹介する。彼は鈴木次郎(スズキジロウ)君だ」
よくある苗字に、ひと昔の名前。
イケメンなのに・・・残念だった。
それが彼の第一印象。
「初めまして、鈴木次郎です。よろしくお願いします」
黒縁の眼鏡にその奥の黒い瞳は澄み、端正な顔立ちで、『清掃会社』のアルバイトには勿体ない容姿の若いイケメン男性が入って来た。
歌舞伎町でホストをしていた方が似合うと思うが。
よく見ると、あの夜・・・出逢った金髪の王子様に顔が似ていた。
私が彼の顔をジッと見ているとリーダーの渡瀬さんが私に近づいて来た。
「玉城さん」
「え、あ、はい・・・何ですか?リーダー」
「君に彼の教育係を任せる。頼むよ。玉城さん」
「私が鈴木さんの教育係ですか?」
リーダーの急な申し出に、私は頓狂な声を出してしまった。
リーダーの隣で、私の様子を見ていた鈴木さんが見て、クスクス笑う。
「鈴木君、彼女は玉城桜さんだ」
「初めまして、玉城さん、よろしくお願いします」
「こちらこそ・・・」
王子様に似た彼に自然と頬を染まった。
よくある苗字に、ひと昔の名前。
イケメンなのに・・・残念だった。
それが彼の第一印象。
「初めまして、鈴木次郎です。よろしくお願いします」
黒縁の眼鏡にその奥の黒い瞳は澄み、端正な顔立ちで、『清掃会社』のアルバイトには勿体ない容姿の若いイケメン男性が入って来た。
歌舞伎町でホストをしていた方が似合うと思うが。
よく見ると、あの夜・・・出逢った金髪の王子様に顔が似ていた。
私が彼の顔をジッと見ているとリーダーの渡瀬さんが私に近づいて来た。
「玉城さん」
「え、あ、はい・・・何ですか?リーダー」
「君に彼の教育係を任せる。頼むよ。玉城さん」
「私が鈴木さんの教育係ですか?」
リーダーの急な申し出に、私は頓狂な声を出してしまった。
リーダーの隣で、私の様子を見ていた鈴木さんが見て、クスクス笑う。
「鈴木君、彼女は玉城桜さんだ」
「初めまして、玉城さん、よろしくお願いします」
「こちらこそ・・・」
王子様に似た彼に自然と頬を染まった。