幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
私は迷わず、自分の携番を書き込んだ。
結婚しても、いずれは別れる相手。
でも、愛する人の全てを知りたい、私に何か出来るコトがあれば彼に協力したい。
それがイケないコトだと思いながらも、彼のミステリアスな部分を暴きたかった。
「貴方は本当に彼のコトを愛しているんですね」
他人にそう言われると自然と頬が紅潮した。
「これが私の名刺です。彼には秘密にして下さい。
これは私と貴方の秘密です」
王子様?は私の耳許で妖しく囁いた。
彼のカラダからは僅かに花火の煙のような匂いがした。
彼の匂いを不思議に思いながらも、名刺を見た。名刺には携番しか書かれていなかった。
「貴方の本当の名前は?」
「名前?
あ・・・今度会った時にお教えいたします。では、私も忙しいので、失礼します」
彼はスマートに頭を下げ、終始紳士的な雰囲気を漂わせ、立ち去った。
彼の高貴な立ち振る舞いに少しだけドキドキした。
結婚しても、いずれは別れる相手。
でも、愛する人の全てを知りたい、私に何か出来るコトがあれば彼に協力したい。
それがイケないコトだと思いながらも、彼のミステリアスな部分を暴きたかった。
「貴方は本当に彼のコトを愛しているんですね」
他人にそう言われると自然と頬が紅潮した。
「これが私の名刺です。彼には秘密にして下さい。
これは私と貴方の秘密です」
王子様?は私の耳許で妖しく囁いた。
彼のカラダからは僅かに花火の煙のような匂いがした。
彼の匂いを不思議に思いながらも、名刺を見た。名刺には携番しか書かれていなかった。
「貴方の本当の名前は?」
「名前?
あ・・・今度会った時にお教えいたします。では、私も忙しいので、失礼します」
彼はスマートに頭を下げ、終始紳士的な雰囲気を漂わせ、立ち去った。
彼の高貴な立ち振る舞いに少しだけドキドキした。