元姫は辛くても笑う


次の日


ふわぁ………、
朝起きて支度する。
やっぱり私の部屋は虚しい。

小さくため息は着く。
だって部屋には、必要最低限のものしかない。
他にあるのは、花が置かれてるだけ。
それは、花言葉が気に入って置いてるもの。

朝はヨーグルトを少し食べて行く。


「行ってきます」


誰にも届かない挨拶を交し、家をあとにする。



おはよう、そういう声が飛び交う。


「莉子、おはよ」


久しぶりに真美と喋る。
それに少し嬉しい。
最近ずっと龍火としか一緒にいないから。


「なんか、久しぶりね」

「うん、嬉しい!」


本心で言う。
綺麗な笑顔を浮かべて私に笑いかける。


「今日はお昼一緒に食べよ!」

「………うん。いいよ。」


誘うと乗ってくれた。
心の中でお神輿を運ぶ。



「真美〜もう眠いよ〜」

「ほぼ目閉まってたでしょ。」


真美に突っ込まれて笑う。
1階の広場に行こうとすると、

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