元姫は辛くても笑う
second story
崩れてしまうもの
「あー、ねむーい……」
そういい、光希が私にもたれ掛かる。
サイズ感が会ってなさすぎて、私にもたれかかってるにもかかわらず覆い被さるようにしている。
……大きい………。
頑張って、持ち上げようとするけど、力が足りずに意味が無い様子。
………、
「あ、ごめん。重かった?」
といい、逆に私を表に向けて対面状態。
その状態の意味がわからず、首を傾げる。
すると、ぎゅっと抱きしめられる。
「?!」
「ちょ、お前!!」
「うわぁ、ずるい。」
「強引ですね。」
すりすりと私にしてくる。
?あれ、どうしたんだろ?
というか、みんなの態度が、どんどんかわっていってるような………。
みんなで、飲み物を買いに自販機に向かう。
いちごオレ〜♪
私はずっと小さい頃からイチゴが好きなの!
あの甘い感じが好きなの。
でも、みんな紗由と太一以外は甘いものが好きじゃないらしくて………。
いつも、コーヒーを飲んでるの。
………コーヒー苦いのに。