組長が惚れた女

美「あ、私は桃原 美花です」

暁「そうか、俺は九条 暁よろしくな」

美「……よろしくお願いします?」

暁「ああ」

美「あ、あの~」

暁「なんだ」

美「どこに向かってるんですか?」

暁「俺の家」

美「え?」

暁「お前その傷で家に帰るのか?」

美「自分で手当てしますので」

暁「どうせ適当だろ」

ば、バレてる……なんで?

暁「それに、ちゃんと治療しないと綺麗に治らねえだろ」

美「はい」

?「親御さんには後で俺も一緒についてって情報説明するから大丈夫だ、美花(笑)」

美「あ、はい……?あの、誰ですか?」

潤「俺は春先 潤、暁の友達だ、よろしくな笑」

美「よ、よろしくお願いします。あ、あの~」

暁「着いたぞ」

言いそびれた……

美「はい」

車から降りて暁さんの家を見てびっくりした。何この家?!大きい……お金持ちなのかな……

暁「お前歩けるか?」

美「あ、はい」

だが、歩いた途端足に激痛が走り痛みで1歩歩いただけでその場に止まり足を強く押えた。

潤「美花どうした?大丈夫?」

美「はい……ごめんなさい」

我慢して歩こう……そう思っていると

暁「我慢して歩こうとするな」

美「え……」

グイ! またお姫様抱っこをされて暁さんは歩き出した。

美「あの、」

暁「黙ってろ」

美「はい」

やっぱり恥ずかしい……何か気をまぎらわすために会話をしようとしてある事を聞いた。

美「あの、暁さん達はお金持ちなんですか?」

暁「……違う」

美「そうなんですね……」

何この空気……話し一瞬で終わったよ……お、お母さん~助けて~

潤「俺達はまぁまぁお金持ちだよ笑そいつは九条組グループの会長でもあるし、ここはヤクザというか組だ(笑)」

美「ええ?!ここ組なんですか!てことは暁さんはヤクザなんですか?」

暁「チッ潤余計なことを……ああそうだ、怖いか?」

美「いいえ!かっこいいです!笑」

暁「ふっ……そうか」

潤「何このピンク色みたいな空気……」

ちょっとして歩くと龍が描かれている襖で止まった。
お、おお~龍……斬新なデザイン

潤「クククッ‪w」

?なんで潤さん笑い堪えてるの?

暁「お前顔に出すぎ……‪笑」

美「?!……/////」

暁さんが襖を開いたと同時に、

組『組長!!!おかえりなさい!!!』

ビク!!
なに、この人たち……めっちゃいかつい人達ばかり……こ、怖い……

潤「美花大丈夫か?笑笑」

美「は、はい……何とか」
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