組長が惚れた女
暁「気にするな、お前が落ち着くならそれでいい」
暁さんの匂い落ち着く……すごく暖かい
美「ありがとうございます。落ち着きまた」
暁「そうか……獠の治療を受けてくれるか?」
美「はい!笑」
暁「頼む」
獠「ああ」
美「あの、さっきは突き飛ばしてしまい申し訳ありませんでした」
獠「そんな、かしこまるなよ、楽に話せ」
美「はい」
獠「それから、タバコを怖がってたな、何いるのか?」
美「そ、それは…… 」
潤「無理に話さなくてもいい」
無理に……違う……嫌われるのが怖いんだ……そう思っていると
?「暁が言ったようにここにはお前を嫌うやつもいじめるやつもいない、そう言ったろ?大丈夫だ」
……なんて優しい言葉なんだろ……心がすごく暖かいさっきの暁さんに抱きしめられた感覚に似ていた。
美「ありがとうございます」
?「ああ」
美「実は……タバコを……押し、付けられたんです」
獠「?!……」
組『?!まじかよ』
獠「誰にや「誰にやられたんだ!」」
美「?!」
暁「誰にやられた!」
美「学校の先輩達に……」
暁「……」
潤「最低だなこそ学校」
獠「どういう教育してんだ……」
美「でも、仕方ないんです……私が生意気なことを言ったから……笑」
?「無理に笑うな」
美「え?」
?「あんたのその笑顔似合わない」
美「ごめんなさい」
?「……」
暁「なんでこうなった」
私はこの人達を信じよう……もう一度誰かを信じて見よう……そう思い勇気をだして言った。
美「私は黒龍の……元姫です。」
?「……」
美「今の現姫に濡れ衣をきせられて黒龍から追い出されたんです。」
?「何されたんだ?」
美「今の現姫に私が裏でいじめたり、悪い噂を流したって、でも私は本当に知らなかったんです。桃ちゃんが……現姫がそんなことされてるなんて……」
そう、あの時私は桃ちゃんの本性を知ったんだ。私は桃ちゃんに違うと否定をしに行った時にあんなことが起こりみんなが運悪く来て全てが変わった。希望から絶望に変わるその瞬間を。私は身をもって知ることになったんだ。