冷徹御曹司と甘い夜を重ねたら、淫らに染め上げられました
第三章
熱海駅は新幹線が停まるということもあり、主に観光客が集っていた。駅前にある天然温泉の足湯は有名なスポットで連日多くの人で賑わっているようだ。
「足湯、入ってくか?」
「え、ええ……そうしたいんですけど、生憎ストッキングはいてきちゃったんで……遠慮します」
「そんなもん、脱ぎゃいいだろ」
さっきは、女性目線で物事を考えることができるなんて、とせっかく感心していたのに、こういうところは鈍い。
「なんだ、生足見られるのが恥ずかしいのか?」
安西部長がニヤッと笑って私を見る。
「ちょ、なんてこと言うんですか! そんなんじゃないですよ、面倒だからです」
もう、いちいちセクハラまがいのこと言ってからかってくるんだから、ここはバシッと言っておかなきゃ!
「安西部長、そういうデリカシーのないこと言ってると彼女できませんよ?」
「はぁ? 俺に女がいないっていつ言った?」
「え? いるんですか?」
「足湯、入ってくか?」
「え、ええ……そうしたいんですけど、生憎ストッキングはいてきちゃったんで……遠慮します」
「そんなもん、脱ぎゃいいだろ」
さっきは、女性目線で物事を考えることができるなんて、とせっかく感心していたのに、こういうところは鈍い。
「なんだ、生足見られるのが恥ずかしいのか?」
安西部長がニヤッと笑って私を見る。
「ちょ、なんてこと言うんですか! そんなんじゃないですよ、面倒だからです」
もう、いちいちセクハラまがいのこと言ってからかってくるんだから、ここはバシッと言っておかなきゃ!
「安西部長、そういうデリカシーのないこと言ってると彼女できませんよ?」
「はぁ? 俺に女がいないっていつ言った?」
「え? いるんですか?」