冷徹御曹司と甘い夜を重ねたら、淫らに染め上げられました
ようやく気持ちも落ち着いたところで私は安西部長が大浴場へ行っている間、パソコンを広げて修正した書類を確認し、それから今日撮った写真を取り込んでいた。その間、ふと先ほどの甘い光景がぼんやり脳裏に浮かんだ。
さっきキスしなかったのは上司としての立場があったから? それとも私、やっぱり女として見られてないのかな……?
手を握って抱きしめるだけじゃ押さえが利かなくなるかもしれないだろって、さっきそう言ってた……よね?
安西部長の逞しい腕、厚めの唇、男らしいあの胸に今まで何人の女性が抱かれたのだろうなんてことまで考えてしまう。
あ~! もう! 馬鹿なこと考えない!
ブンブンと頭を振って妄想を掻き消し、写真の取り込み完了を確認すると現実に戻る。
安西部長が戻ってきたらチェックしてもらわなきゃ、それで今日は終わりかな……。
なんだかすごく長い一日だった気がする。朝も早かったし。
誰もいない部屋で私は軽く口を押えて大あくびをすると、同時に安西部長が帰ってきて慌てて姿勢を整えた。
「おかえりなさい」
「ああ、いい湯だったな、浴衣がちっと短いけど」
さっきキスしなかったのは上司としての立場があったから? それとも私、やっぱり女として見られてないのかな……?
手を握って抱きしめるだけじゃ押さえが利かなくなるかもしれないだろって、さっきそう言ってた……よね?
安西部長の逞しい腕、厚めの唇、男らしいあの胸に今まで何人の女性が抱かれたのだろうなんてことまで考えてしまう。
あ~! もう! 馬鹿なこと考えない!
ブンブンと頭を振って妄想を掻き消し、写真の取り込み完了を確認すると現実に戻る。
安西部長が戻ってきたらチェックしてもらわなきゃ、それで今日は終わりかな……。
なんだかすごく長い一日だった気がする。朝も早かったし。
誰もいない部屋で私は軽く口を押えて大あくびをすると、同時に安西部長が帰ってきて慌てて姿勢を整えた。
「おかえりなさい」
「ああ、いい湯だったな、浴衣がちっと短いけど」