あの日見た、花を灯して君へ
「嫌だ。
最期なんかじゃない。
また、これからも花火を見よう。
来年も、、
再来年も、、ずっとーー 一緒に居たい。
まだ、たくさん思い出作ってない!

わたしの世界に、音の居ない世界は嫌だ!


わたしの幸せの中に、音が居ないなんて嫌だ!!!」


まつりーーーー。



まつりが、泣いてる。


いつもなら、抱き締めることが出来る腕は
きっとすり抜けるだけ。
なんの意味も、持たないーー。



「まつりーー。

思い出だけ、残しとく。

いつか、まつりに好きな人が出来てーー。

必要なくなったら、そのかんざし捨ててよ。」


君の重荷に、なりたくない。


「ーーーっ!「だけどーーーー、まつりの思い出の中に、生きたい。
思い出の中だけでも、、


生きちゃダメかなー?まつりっ」



まつりが何か言い出そうとしていたけど、その先は聞きたくなかった。







ねえ、まつり。









運命があるなら。






こうなる運命だったのかな?






*音side*


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