あの日見た、花を灯して君へ
何も言えない。

「永遠に君を想ってるよ、まつり。
好きだよ、まつり」



これが、、






「うん、あ、ありがとう永遠」




君に、出会った過去のわたし。











未来のわたしはーーーー





その後、一人の男性と出会って。




結婚した。











「ーー始まったな、今年も」



毎年8月2日、3日。
君が居なくなってーー悲しかった花火は。



毎年、、





「永遠ーー。




わたしーーー永遠が、いつも横にいて幸せだよ。



ありがとう。








わたしーー永遠が好きっ。
だけど、心の中、未だ消えないよ。

消すことは、許されない。

かんざしも、捨てられない。

だけどーーー永遠が好き」



嘘じゃないーーー。



捨てられないかんざしも、、
捨てられない想いも、、



確かにある。


だけどーー永遠が好きなのはホント。



「ーーいいって言ったけどね、妬けるわ。
だけどーー、大丈夫、また超えるから」



ほら。


永遠は、ホント不思議な人。











今だけはーーーー










「永遠が好き」










今だけは、好きで居たい。


誰でもない君だからーーー。













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