君のそばにいさせて
長い長い夏休みが終わって学校が始まった。
遊馬くんは、休み時間になるとどこかへいってしまって、授業が始まると戻ってくるということが続いていた。
二学期の始業式で
遊馬くんはインターハイで優勝したと聞いた。
体育館の壇上に上がる遊馬くんはとても、まぶしかった。
<<インターハイ、見にいってもいい?>>
そんな約束を交わしていたけれど、結局叶わなかった。
まるで、、約束なんてなかったかのように
わたしのスマホには
メールも着信も、なにも連絡はなかった。
<<このまま、連絡がなくなっていつのまにか>>
自分で言ったことが現実になろうとしているなんて、皮肉だなぁ。
遊馬くんの机はまた、空席。
またきっとどこかへいっているのかな。
ゆいちゃんにも励まされて
何度か、声をかけようかと思った。
でも、放課後になると、マネージャーの田中さんがずっといて、二人で仲良く話もしていて
遊馬くんの隣に私の居場所はないんだなぁって。
そう思ったら怖くて話すことができなかった。
それに、自分から距離を置きたいと言った手前、素直になることもできなかった
無気力なまま毎日過ごして、
でも、現実はもう進学のことも本格的に決めないといけなくなってきて。
私はどうしたらいいのか。
進学もどうしたらいいのか悩んでいたとき、
美術部の顧問でもある、美術の田中先生から声をかけられた。
絵画コンクールに出してみないか?と。
ここで、認められたら美大の推薦が取れる。
チャレンジしてみないか?と言われた。
遊馬くんと、お付き合い始めたとき
遊馬くんに私の絵が綺麗だと褒められたことがあった。
私の色彩とか、感覚が、好きだと。
遊馬くんに褒められたのが嬉しくて、それからもっと、絵が好きになった。
「わたし、頑張ってみます」
遊馬くんは、休み時間になるとどこかへいってしまって、授業が始まると戻ってくるということが続いていた。
二学期の始業式で
遊馬くんはインターハイで優勝したと聞いた。
体育館の壇上に上がる遊馬くんはとても、まぶしかった。
<<インターハイ、見にいってもいい?>>
そんな約束を交わしていたけれど、結局叶わなかった。
まるで、、約束なんてなかったかのように
わたしのスマホには
メールも着信も、なにも連絡はなかった。
<<このまま、連絡がなくなっていつのまにか>>
自分で言ったことが現実になろうとしているなんて、皮肉だなぁ。
遊馬くんの机はまた、空席。
またきっとどこかへいっているのかな。
ゆいちゃんにも励まされて
何度か、声をかけようかと思った。
でも、放課後になると、マネージャーの田中さんがずっといて、二人で仲良く話もしていて
遊馬くんの隣に私の居場所はないんだなぁって。
そう思ったら怖くて話すことができなかった。
それに、自分から距離を置きたいと言った手前、素直になることもできなかった
無気力なまま毎日過ごして、
でも、現実はもう進学のことも本格的に決めないといけなくなってきて。
私はどうしたらいいのか。
進学もどうしたらいいのか悩んでいたとき、
美術部の顧問でもある、美術の田中先生から声をかけられた。
絵画コンクールに出してみないか?と。
ここで、認められたら美大の推薦が取れる。
チャレンジしてみないか?と言われた。
遊馬くんと、お付き合い始めたとき
遊馬くんに私の絵が綺麗だと褒められたことがあった。
私の色彩とか、感覚が、好きだと。
遊馬くんに褒められたのが嬉しくて、それからもっと、絵が好きになった。
「わたし、頑張ってみます」