世界No.1の総長と一輪の花 II
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アパートへと帰ったあとは、冬樹くんにローストビーフの作り方を教えてもらった。
あとはお母さんの帰りを待つだけ、なんだけど………
どうも外の天気が悪い。
それに天気予報では雷と大雨注意報まで出ていた。
…お母さん大丈夫かな……
雷が来る前に帰って来れればいいんだけど…
ちらりと時計を見るともう19時を過ぎた頃。
「冬樹くんもここに泊まった方がいいんじゃない?」
今から帰るにしても途中で雷がきたら危ないし…
「…え!?」
冬樹くんはガタッと座っていた椅子から立ちあがる。
「だって雷危ないよ?」
「…大丈夫!!晴れ男だから!!!」
そう言ってあははっと笑う冬樹くん。
…晴れ男?
そして冬樹くんは話題を変えるように
「…お風呂わいただろうから雷来る前に入っちゃったら!?」
と慌てて言う。