世界No.1の総長と一輪の花 II
急なことに心臓がドキリとする。
そして、
ザァー!!!!
と雨が勢いよく降り出す音も聞こえてきた。
冬樹くんは1歩ずつ私へと近づいてきて…
ふにっ、と柔らかい感触が唇に伝わる。
急な出来事に頭が追いつかない。
冬樹くんは……今まで見たことないくらいの怒ったような表情をしていて……
目の前には冬樹くんの顔のドアップ。
……キ、ス……されてる………?
そう思った時には遅くて、肩を強い力で押されてドサッと押し倒された。