世界No.1の総長と一輪の花 II









お昼休み、いつもの空き教室で




「ひめちゃんって天然なところがあっても絶対馬鹿じゃないと思ってたんだよね~」




「あ、仲良くなる前の話ね」と付け足して言う倫也。
……失礼なことを言われたことには変わりない。




"大人しい人=頭がいい"
と思ってしまうのは仕方の無いことかもしれない…




「私は倫也より頭いいもん」


「じゃあ俺は明日葉より頭いい!」





倫也の言葉におにぎりを食べていた明日葉が反応。




「はぁ!?倫也があたしより、頭いいとかありえない!!!あたしが倫也と詩優より頭いいのーー!!!!」



「「いや、まじでそれはない」」




倫也と詩優の声がハモる。




「なにを!?」




ガタッと椅子から立ち上がる明日葉。




「いつもの成績順思い出してみ?頭いい順から、まず竜二、次に京子、次に俺、その次はひめちゃん、ケツから2番目が詩優、最後は明日葉」




1人ずつ指を指して言う倫也に、「指をさすな」と竜二さんが眉をひそめる。






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