世界No.1の総長と一輪の花 II
俺は奏太、壮、誠の前に言って、サングラス男に1歩ずつ近づく。
「俺らもきょーみある年頃なんで。
まぁ、きょーみはあるけど…行かないけどな。俺らそんなとこ行ってるほど暇じゃねぇし。あんたみたいに女に困ってねぇから」
そう返せば目の前の男が怒りをあらわにして、「んだとゴラァ」とドスの効いた声を出す。
「「ぷっ」」
「か、奏太くんっ…!そ、壮くん…っ!」
後ろでは奏太と壮の笑い声が聞こえてきて、それを止めようと必死になる誠。
それが余計に腹が立ったのか、サングラス男は
「俺ァ雷龍なんだぜ?そんな舐めたくち聞いてると痛い目にあうぜ」
一気に俺に殴りかかろうとしてきた男。
男の拳をひらりと避けて、腕を掴んでからあいてるみぞおちに1発蹴りを入れた。
「ゲホッ…!ゴホッ…!!」
地面へと倒れ込んだサングラス男。