世界No.1の総長と一輪の花 II





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"先に学校行ってて"
だからてっきり詩優は遅れて学校に来るのかと思ったのだが……





放課後になっても詩優は学校に来なかった。





…忙しいのかも。
何してるのか分からないけど……





「…やっぱりあいつサボりじゃん」





帰りの車の中でそう呟いた奏太くん。
なんだかんだで奏太くんは詩優がいなくて寂しそうにも見える。






それを本人の前で言ったら怒られてしまうと思うから言わないけど。






「俺ら、今日はダチと飯行ってくるから夕飯いらない!」





壮くんは思い出したように手をあげた。






「わかった。帰り遅くならないように気をつけてね」












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