世界No.1の総長と一輪の花 II







「…昨夜、詩優様は一人暮らしの葉月の部屋に泊まったはずです……」







……うそ。
そんなの全部嘘に決まってる。






…だって、
"姉貴のとこに泊めてもらうことになった"
ってメールにかいてあったんだから。







………宮園さんの言葉はうそだよ…













「今…いるかはわかりませんが、葉月の部屋に行ってみますか?」







私はゆっくりこくん、と頷いた。
…ちゃんと確かめて、詩優のことをちゃんと信じたいと思ったから。






























だから私は宮園さんについて行くことを決めた。
エレベーターを宮園さんと待っていると、








「姫じゃん!えっ!なになに!?浮気!?」





「……チッ」






タイミングよくというか、悪くというか…
壮くんと奏太くんが上まで到着。
奏太くんなんて舌打ちしてるし…









< 210 / 439 >

この作品をシェア

pagetop