世界No.1の総長と一輪の花 II
とりあえず詩優に写真を送って、京子に謝罪のメールを送ろうとしたら……
メールを1件受信していたことに気づいた。
それは京子からのメールで。
タップして開いてみると、
“愛しのダーリンに早く送ってあげてね♡”
とかかれていた。
…もう見られたあとだったみたい……。
“ごめんね。メール間違ってた…”
この一文だけを返信。
だから京子、体育が終わってから私のことにやにやして見てたんだ…。
ちらりと詩優を見ると、スマホの画面を見て固まっていた。
「詩優?」
少し体を揺すってみると、はっと我に返ったみたいで。
「待ち受けにする」
詩優はそう言ってからスマホを操作。
「え!?だめだよ!!」
「可愛すぎて無理」
「…恥ずかしいからだめっ!!」
「やだ」
「私もやだっ…!!」
それでも詩優は止まらず…
のちに満足そうな顔をしたから、待ち受けにできたんだろう。