世界No.1の総長と一輪の花 II






心臓が嫌な音を立てて、嫌な汗がでてくる。





そっと封筒を開けてみると2枚の紙が入っていた。
1枚目には…









“詩優へ

あの時、私を助けてくれて本当にありがとう!
詩優には感謝してもしきれないくらいたくさんお世話になりました!
恩返し、できなくてごめんなさい。あと、黙ってここからいなくなることを許してください。

本当に大好きだったよ。幸せになってね。

花莉”






……は?
…なんだよこれ……。別れみたいな手紙……







手紙の2枚目を見ると…





“雷龍のみんなへ”

私に居場所をくれて、たくさん話してくれて、本当にありがとう!
雷龍で過ごした時間は本当に楽しくて、夢のような時間でした!
お願いばかりで本当にごめんなさい。これが最後のお願いです。詩優のこと、無茶しないように、食生活がかたよらないようにできるだけ見ていてほしいです。

本当にお世話になりました!

花莉”





手に力が入って、ぐしゃっと手紙がシワになる。





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