世界No.1の総長と一輪の花 II
「くそっ…!!」
手紙をポケットの中に入れて、俺は急いで外に飛び出した。
…なんで、どうして…急に俺の前からいなくなるんだよ……
お前がいなきゃだめなのに…
お前がいない未来なんて考えられねぇのに…
幸せになってねってなんだよ。他のやつとなんてありえねぇだろ。
お前がいねぇと俺は一生幸せになんてなれねぇんだよ。
雪が少しずつ降り積もる中、俺はバイクを走らせた。
花莉がいる場所なんてわからねぇのに…