世界No.1の総長と一輪の花 II







『…本当だったら聞くべきだったのに……』


「……俺だって…」






あいつがいなくなるのかと思って…怖くて……未来の約束をしたんだ。
24日、今日のデートの約束を…。





本当は、断られるんじゃねぇかと思って…本当に不安だった。けど、デートに誘ったらあいつは嬉しそうな顔でOKしてくれて…





とりあえず24日までは安心だと思っていた。
本当は…24日の今日、花莉にちゃんと聞こうと思っていた。あいつが何を抱えているのか……







なのに…
どうして……。






後悔ばかりが頭の中を支配する。





「…さんきゅーな、京子。じゃあ」





電話を切ろうとしたところで、『待って!!!!!』と大きな声が聞こえてきた。












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