世界No.1の総長と一輪の花 II
クリスマスデート
「「「「「「「「「「「「おかえりなさい、姫さん」!!」」」」」」」」」」」
倉庫に行くと、雷龍のメンバーが声をそろえる。
私なんて迷惑をかけてばかりなのに、温かく迎え入れてくれることが嬉しくて…
視界が滲んでいく。
「おかえり、花莉」
「花莉ー!!寂しかったよー!!」
京子と明日葉が抱きついてきて、
「ひめちゃ~ん」
「馬鹿倫也。鬼総長に怒られる」
こっちに走ってくる倫也を竜二さんが襟を掴んで止めていた。
…私…本当にこれから先もここにいていいんだ……
そう思ったら涙が堪えきれなくなって、次々と溢れ出す。
「みんな……迷惑かけてばかりでごめんなさい……
それと…本当にありがとう…っ…!」
それから私はたくさん泣いてしまって……
京子と明日葉に2階まで連れてこられた。