世界No.1の総長と一輪の花 II
京子はただにこにこと笑って、私の髪の毛を次々と綺麗に巻いていった。
巻き終わると次はお化粧。
……これは…この後何かが確実にある、ということ。
うーん、と自分で考えても何もわからなくて。もう一度京子に聞いてみる。
「…この後何があるの?」
すると今度は
「今日、何の日か知ってる?」
質問が返ってきた。
…今日?何の日か…?
それが答え、ということなのだろうか。
また自分で考えてみる。
今日…
今日……
何の日……
12月25日…
もしかして
「……クリスマス?」
ぽつり、と言った言葉に
「正解!!」
と微笑む京子。