世界No.1の総長と一輪の花 II










あれから2時間、勉強をした私たちは夕飯の買い物へ。康さんが不在なため、奏太くんと壮くん、誠くんと一緒にスーパーまで歩く。




車やバイクでは10分で着くけど……
歩いていくとそれなりの距離があることを思い知らされる。




「今日何食べたい?」




奏太くんに“ピーマンをいっぱい入れる”と言ったのは冗談で。夕飯に何を作ろうか決めていなかった。
だから聞いてみたんだけど…





「キャビア」


「フォアグラ!!」




すぐに答えたのは奏太くんと壮くん。





キャビアにフォアグラ……
2人は食べたことがあるのだろうか。





「…それ以外で」





さすがにキャビアもフォアグラも無理に決まってる。





「ぼ、ぼ僕はなんでも食べられます!!」





そう言ってくれたのは誠くんで。
誠くんはやっぱり偉いと思う。奏太くんと壮くんは食べ物の好き嫌いが激しいけど…

誠くんはいつも好き嫌いせずに食べてくれている。





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