世界No.1の総長と一輪の花 II





花莉が言った通り、顔は真っ赤でくりくりした瞳は少しだけ潤んでいる。




…あー…まじで…




「…可愛すぎる……から、そのマントもはずしてくれると嬉しいんだけど」





俺がかけたマントだけど……それのせいでメイド服が隠されてしまっているんだ。





「……っ…」


「花莉」





ぐいっとマントを引っ張ると、花莉は力を抜いてされるがまま。
マントをとることに成功。





そして…





眩しいくらいのメイド服姿があらわになる。





やっぱり可愛すぎる……





「…あー………まじで……好き、なんだけど」



「…っ」





花莉は顔を真っ赤にしたまま口をパクパクさせる。






…何この可愛い生き物。





パクパクさせた口を塞ぐように、唇を重ねるてみる。





一瞬だけ、触れるだけのキスを。





唇を離したら、花莉は真っ赤な顔で俺を見つめたまま目をぱちくりさせる。





そして、しばらく見つめたあと





そっと俺に手を伸ばす。





しかも触れたのは唇。









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