世界No.1の総長と一輪の花 II
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あれからたくさん泣いて、泣きすぎて目が赤くなってしまった…
保健室で氷をもらって、冷やしたから少しはマシになった方。
「何かされたらすぐ俺らに言って」
詩優の手が頬に触れて、そのまま顔を近づけ瞼にキスを落とされる。
そこは、教室の前で……………
…教室の前!!!!!!!!!!
「人前でするのだめって言ったのに…!!!」
私たちはまた一気に注目の的になっている。
「じゃあ、また放課後迎えに来るから。いい子にしてろよ?」
にやりと口角を上げて、ひらひらと手を振って去っていく詩優。
…意地悪!!!
そう言ってやろうかと思ったが、周りの視線が痛い。静かに自分の席へと戻った。