世界No.1の総長と一輪の花 II










それから3人で冬樹くんが作ってくれたビーフシチューを食べて、デザートにプリンも食べた。





本当に美味しくて、とても懐かしい味だった。
冬樹くんは本当にすごい人。





現在の時刻は23時過ぎ。冬樹くんは自分のマンションへと帰ってしまった後






私は泊まりに来た1番の目的であるお母さんの仕事の書類を鞄から出して手渡した。






「ありがとね、花莉」


「どういたしまして!」





「ところで」とお母さんはお風呂から上がったばかりの髪をドライヤーで乾かす前に手を止めて、私を見る。






「花莉は夜瀬くんのどこが好きなの?」






予想もしていなかった言葉。






「!?」






お母さんはにこにこと笑って興味津々のようだ。
…お母さんも冬樹くんも……私と詩優のことが気になるみたい……







「夜瀬くんには聞いたけど、まだ花莉には聞いてないなって思って」







さらに衝撃的な一言。















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