世界No.1の総長と一輪の花 II
「じゃあダブルデートにすれば問題ないやろ!?」
キラリと瞳を輝かせる真理亜。
…ダブルデート……!?
なにそれ…すっごく
「楽しそう!!!!!」
「なぁ!!泰成!!!ええやろ!?」
私と真理亜は泰成さんへと視線を向ける。
「…………夜瀬次第やな」
少し黙り込んでから答えた泰成さん。
いい、ともだめとも言わず……詩優の答え次第。
「夜瀬くんなら好きな子の頼み絶対聞くやろ!!!!もう決まったもんや!!!!!楽しみやな、花莉!!!!」
…少し気になることがあった。
詩優とはあまりデートに行かないし、ちゃんとしたデートだって前に行った1回きり。もしかしたら遊びに行くのが好きじゃないのかもしれない。
私が誘ったところで断られるかもしれないけど……
言うだけ言ってみようかな…
「うん!!!!!」