世界No.1の総長と一輪の花 II





「じゃあダブルデートにすれば問題ないやろ!?」




キラリと瞳を輝かせる真理亜。




…ダブルデート……!?
なにそれ…すっごく




「楽しそう!!!!!」


「なぁ!!泰成!!!ええやろ!?」





私と真理亜は泰成さんへと視線を向ける。





「…………夜瀬次第やな」





少し黙り込んでから答えた泰成さん。
いい、ともだめとも言わず……詩優の答え次第。





「夜瀬くんなら好きな子の頼み絶対聞くやろ!!!!もう決まったもんや!!!!!楽しみやな、花莉!!!!」





…少し気になることがあった。
詩優とはあまりデートに行かないし、ちゃんとしたデートだって前に行った1回きり。もしかしたら遊びに行くのが好きじゃないのかもしれない。





私が誘ったところで断られるかもしれないけど……
言うだけ言ってみようかな…





「うん!!!!!」












< 92 / 439 >

この作品をシェア

pagetop