四つ子の計画書
「まじか……、あの那奈が顔を真っ赤にさせたとはな」
「ちょっ!その話するな!そ、その……真莉の見間違いだ!」
「私は『視覚完全記憶能力』だもん。今でも思い出せるよ?えーっと…」
「あぁっ!やめろおお!!」
皆の笑いが個人部屋に響いた。
いつものように実莉が食堂からご飯を持ってきてくれたんだけど、それを見ていたらしい皆が個人部屋で食べよう!という話になり……
今この状況。
「那奈って今でいう…ツンデレってやつ?」
「那奈はね、昔すっごく可愛かったんだよ~。『音子…怖いよ』って夜中眠れなかった時に一緒に寝たりして…」
「あ…あぁ……」
那奈ちゃんがテーブルに突っ伏して、耳まで顔を真っ赤にしてる。
いつもと違う一面が見れて、ちょっと嬉しいかも?