復讐寮~罰ゲーム~
優歩の眼球はグルリと回され、そして引き抜かれた。


後に残った真っ黒な空洞に瞳が悲鳴をあげる。


空洞からはとめどなく血が流れ出し、優歩はそのまま後方へと倒れてしまった。


「優歩! 優歩!」


片目が潰れた瞳は慌てて優歩へ駆け寄る。


「気絶しているだけだから、大丈夫よ。手当てをしてあげて」


カヤ先輩の言葉を合図に、待機していた数人の先輩が優歩の手当てに向かった。


カヤ先輩はその様子を見ながら、アイスピックに突き刺さった優歩の眼球をキャンディーのように舌で舐めたのだった。
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