復讐寮~罰ゲーム~
他の先輩たちも、カヤ先輩につられて笑い始める。


カヤ先輩はあたしの前にしゃがみ込むと、残っていた眼球をすべて口に入れて飲み下した。


「あなたの中であたしがどんな人間として存在しているのか知らないけど……これは、あたしにとって最高の仕事よ?」


そう言い、カヤ先輩はアイスピックの切っ先をあたしの喉元に押し付ける。


チクリとした痛みに一瞬顔をしかめた。


「決めた」


カヤ先輩はニタリとした笑みをあたしへ向けて言う。


「この2人は後に残しておきましょう。次は……あんたの番よ」


カヤ先輩はそう言い、振り向いた。


その視線の先にいたのは……瞳だったのだ……。
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