復讐寮～罰ゲーム～

いや、実際に遊んでいるのかもしれない。


あたしたちを、痛めつけて。


「あなたたちだって、もう口に入れているものよ」


「え……？」


あたしは眉を寄せてカヤ先輩を見た。


あたしたちも口に入れているもの……？


口に入れるということは食べものだろうか？


でも、食べ物のためにここまでするとは思えない。


それに、あたしたちが食べているもので、そこまでいいものはないはずだ。


「食べ物ですか？」


真仁が質問したが、カヤ先輩は意地悪な笑みを浮かべて「教えない」と、答えた。


苛立ちが増して行く。


部屋の中と外にいる先輩たちがいなければ、とっくに逃げ出せていたのに。